コラム4・高校野球の課題今、アメリカで高校選抜が試合をしている。 早実の斎藤や駒大苫小牧の田中は決勝再試合まで投げた。 鹿児島工の榎下もハードなスケジュールだった。 その3人だけではなく、選抜チームの投手はほとんど甲子園でハードに試合をこなしてきた。 日程が詰まっているからといって、投手に無理をさせてはいけない。 18~21歳までは体が完全に育ち切らないという話もある。 ただでさえ18歳の選手だというのに、その上に連投を重ねてしまっては、 肘や肩の故障で投手生命を絶たれる選手は出続ける。 自分の父親も高校野球経験者。 父は投手をやっていたのだが、投球練習で投げ過ぎ(400球)、肩を壊した。 結果、一塁手をメインにし、投手としては長いイニングを投げることは出来なくなってしまったという。 今でこそ前述の話のように400球投げ込みさせる体質はないが、 大会のハードスケジュールは以前とあまり変わってはいない。 高野連がこの夏残した課題。 それは、 日程消化>選手の疲労 の構図を改善する動きを見せなかったこと。 来年度へ向けて高野連は何をするべきか。 それはもっと若い世代の人たちにトップを任せることをやって欲しい。 いつまでも旧態依然なのはその所為じゃないか? また、そういった選手の疲労、怪我を美化して報道するメディアにも責任はあるだろう。 |